注意事項と3次元データの共有について

〇注意事項

3次元データのサイズによっては、高額な通信費用が発生します。Wi-Fi接続状態のスマートフォンまたは定額回線でのPCブラウザでの閲覧を推奨します。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを使用してみたい方へ

古墳や横穴式石室/横穴墓の3次元計測を行った記事は見つかるものの、取得データ自体に殆どアクセスできない3次元データ。レーザーやSfM/MVSと比べ粗いデータではありますが、使用してみたいという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。ただし、管理者/自治体との契約により、利活用が制限されている場合があります。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを引き継ぎたい方へ

個人の3次元データではありますが、複数の要因で立入ができなくなった横穴式石室/横穴墓が多くあります。今後、個人でのデータ管理が行えなくなる/デジタル遺品化することを考慮し、データ相続先の研究者さん団体さんを緩く募集します。

記事への秘匿コメント、Sketchfabアカウントへのメッセージ、ストリートビューの公開アカウントなどお好きな手順でご連絡ください。





2018年3月24日土曜日

福島県_須賀川市_前田川大塚古墳(Ver1.0)

 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。



福島県文化振興財団のコラム”阿武隈川上流域の大型横穴式石室”を読んで、色々な要素を加味して見学に向かいました。(ZenfoneARの運用検証やRTIの練習、装飾横穴の見学などもろもろ)

単室の石室は、全長に比べ横幅が狭く3Dモデルでもかなり細長く見えます。盗掘跡?で取っ手がついたようにも見える奥壁。なんだかどこかに繋がってそう・・・

横穴式石室3DスキャンにZenfoneAR1台で何とかなるかを試した2017年福島見学。十分な結果が得られたので、この時期以降の3DスキャンはARと時間があればSfMという流れになっていきます。


2018年3月19日月曜日

全天球で面制圧されていく古墳

仲間はっけーん!



ほぼ同一手法ですが、自立一脚?の併用や服装を目立たない黒に統一するなど手法が私より洗練されています。

スマホやデジカメといった写真撮影機器の一般化は、遺跡や遺物といった趣味の記録を容易にしてきました。Thetaを初めとする全天球写真撮影機材は、対象物だけでなく周辺を無差別に記録していきます。

発見した観音山古墳のストリートビューは、家屋からの距離は最短でも30mは確保されています。これがThetaSやThetaVを超える現行ストリートビュー並の解像度で同じことを行った場合、もめるでしょうね・・・(見つかると)。
そういった意味では、Theta2017年度時点現行機の解像度はちょうどよい塩梅なのかもしれません。


公的機関によるストリートビュー化も少しはあります。(たぶん背負い式の360度カメラ”トレッカー”を使用)



2018年3月8日木曜日

群馬県_吉岡町_南下古墳群E号墳(Ver1.0)

 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。



※A号に入れなくなってしまったので南下古墳群の中で朱線が見れる唯一の石室となってしまったE号墳。3Dモデルではあまり明瞭ではありませんが、全天球ではパンフレット通りの朱線を確認することが出来ます。googleMapでは、南下古墳群群のマーカ(C号位置)と個別のマーカ(A・B・C・F)となかなかに豪勢(マーカの数的に)になっています。

写真測量全般での石室3Dモデル作成で、おそらく一番のネックとなる開口部。最も幅が狭く、かつ光量の変動が激しいために重複する写真を適切に撮影するのが難しい場所です。結構、意識はしていたはずなんですがくっつきませんでした。内外2つのモデルを側壁の石材模様を頼りに何とかそれらしく結合しています。かなり広角めのレンズを使用するくらいしか、改善案が出てこない。(マーカ設置は、改変ととられかねないのでNGかな)

2018年3月5日月曜日

熊本県_熊本市_二軒小屋古墳(Ver2.0)

 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。



※九州周遊中にふと立ち寄りたくなった古墳。公式の破損報告もあり、2014年末のデータと比較比較してみたくなりました。相変わらずの竹薮の中と思いきや墳丘周辺の竹が伐採され、半周は墳丘が巡れるように。恩恵に与りながら、見学。相変わらず凄い横穴式石室がありました。ただ、玄室中央付近の床面石材の多さから天井付近の石材落下が想像されます。(現地で過去の全天球を閲覧し、比較)

もし、全天球画像や3次元モデルから被害状況の解析を試みたい方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。(Googlemapに登録している画像は、低画質なので)