注意事項と3次元データの共有について

〇注意事項

3次元データのサイズによっては、高額な通信費用が発生します。Wi-Fi接続状態のスマートフォンまたは定額回線でのPCブラウザでの閲覧を推奨します。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを使用してみたい方へ

古墳や横穴式石室/横穴墓の3次元計測を行った記事は見つかるものの、取得データ自体に殆どアクセスできない3次元データ。レーザーやSfM/MVSと比べ粗いデータではありますが、使用してみたいという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。ただし、管理者/自治体との契約により、利活用が制限されている場合があります。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを引き継ぎたい方へ

個人の3次元データではありますが、複数の要因で立入ができなくなった横穴式石室/横穴墓が多くあります。今後、個人でのデータ管理が行えなくなる/デジタル遺品化することを考慮し、データ相続先の研究者さん団体さんを緩く募集します。

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2017年12月13日水曜日

小さな開口部にZenfoneARを突っ込んでみると

手持ちの3Dスキャン機材として、最新で最小のZenfoneAR。
両手持ちが基本のStructuresensor+iPadと比べると、いろんな所に潜り込ませることが可能になりました。

基本、格子の荒い柵は通過。石室形状にも寄りますが、奥壁3mくらいまで特に問題なくスキャンできます。



さらに進んで古墳の石室や横穴墓でよく見かける?人の入れない小さな開口部。そんな中にZenfoneARを突っ込むと、ThetaSでの撮影とは違う何かが見えるのか・・・試してみました。

たまたまターゲットとなったのは、十王前横穴群の10号墓。かんぶり穴を守る会の方々に”ここも横穴墓だよ”と説明を受けながら、この開口部(20cm*15cmくらい)ならスマホ入るかもと早速思案。その後の見守られながら少し突っ込んで上下左右に振って撮れたのがこちらです。

ThetaSの突っ込みとは違い”何があるか”は分かりませんが、開口部からの全長約3m、幅2.3m、高さ1.4mのかまぼこ型の横穴墓が残っていることが分かります。またこの3Dモデルを近隣の横穴墓とつなげてみると、11号墓と近いこと(30cm未満)や9号の方が10号に配慮してかなのか?歪な形になっているのが見て取れます。

左上緑:十王前横穴群1号墓
左上オレンジ:9号墓
中央オレンジ:10号墓
右下オレンジ:11号墓(装飾横穴)

内部に落とさない、中に何かいる場合の対策など注意が必要ですが、こういうデータが取れるとついついやっちゃいたくなりますね。(ThetaSもやってみたかったですが、”中の人”が見つかると厄介なので自重)

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