注意事項と3次元データの共有について

〇注意事項

3次元データのサイズによっては、高額な通信費用が発生します。Wi-Fi接続状態のスマートフォンまたは定額回線でのPCブラウザでの閲覧を推奨します。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを使用してみたい方へ

古墳や横穴式石室/横穴墓の3次元計測を行った記事は見つかるものの、取得データ自体に殆どアクセスできない3次元データ。レーザーやSfM/MVSと比べ粗いデータではありますが、使用してみたいという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。ただし、管理者/自治体との契約により、利活用が制限されている場合があります。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを引き継ぎたい方へ

個人の3次元データではありますが、複数の要因で立入ができなくなった横穴式石室/横穴墓が多くあります。今後、個人でのデータ管理が行えなくなる/デジタル遺品化することを考慮し、データ相続先の研究者さん団体さんを緩く募集します。

記事への秘匿コメント、Sketchfabアカウントへのメッセージ、ストリートビューの公開アカウントなどお好きな手順でご連絡ください。





2017年6月29日木曜日

誰でも3Dスキャンという時代が来た

ZenfoneAR
ASUSのTango付きDaydream対応スマートフォンが届きました。

Daydream:googleのVR規格
Tango:googleのAR規格

国内正規販売でこの二つに対応しているスマートフォンは、2017年7月初旬時点でこの機種しかないはず。

すでにTangoを使用して複数部屋のオフィスを点群データ化するSketchfabが上がっているなど、StructureSensorより広域のスキャンが容易に出来る予感。

今週末にでも、どこかにいって古墳で試したい気分です




2017年6月21日水曜日

宮崎県の横穴式石室は23基?

偶々西都市に寄る用事があり、”西都市立歴史民族資料館”に立ち寄ってきました。
西都原古墳群の中にある”宮崎県立西都原考古博物館”とは違いこじんまりとはしています。ですが、県立の方には無い市内横穴墓の情報が結構あり図書館の資料とあわせて幾つか面白い情報を仕入れられました。

古墳はあれど横穴式石室の極端に少ない宮崎県。資料館の千畑古墳の説明資料に”県内の横石室は推定含めて23例”との記載が。野首遺跡、鬼の窟古墳の調査資料などをダウンロードしてきて石室の近隣類例に記載されている古墳を列挙してみます。
(青太字は見学したことのある古墳)

南下古墳群2号墳(奥壁露出 推定?)
南下古墳群24号墳(完存)

伊勢ケ浜古墳群6号墳
伊勢ケ浜古墳群7号墳(石室下部残存)
川南古墳群(国光塚)(北東グループのはずれにある円墳らしい)
持田古墳群84号墳(3面図がある 複室 胴張り無し 天井は段の塚穴タイプのよう)
持田古墳群無号(謎)
永山古墳(石室下部残存)
野首1号墳(東九州自動車道の下?)
野首2号墳(東九州自動車道の下?)
西都原古墳群鬼の窟古墳(完存)
千畑古墳(完存)
常心塚古墳(陥没 推定?)
新田原古墳44号墳(飛行場造成 消滅)
新田原古墳45号墳(飛行場造成 消滅 3面図がある 無袖単室 側壁に立柱石ようなもの)
新田原古墳58号墳(百足塚)(発掘調査で確実視)

福長院塚古墳(赤江町古墳)(推定?)
狐塚古墳(石室下部残存 埋めた?)
鬼ケ城1号墳(石室下部残存)
島内1号墓?(石室下部残存)

あと三基たりない・・・
カウントされているのは伊勢ケ浜古墳群の4号5号、東郷古墳や細田古墳とかかなぁ。

それにしても宮崎県全体で、兵庫や岡山の古墳群1グループにも満たない石室の数というのは、地域特性とはいえなんだか少し寂しい。





2017年6月13日火曜日

岡山県_真庭市_定東塚古墳(Ver1.0L)

 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。



※スキャン&撮影してからすでに1年半が経過してしまった大谷・定古墳群を構築中。道路を挟んで東側の駐車場すぐに開口している定東塚古墳。3Dモデルを作成してみると、玄門付近が最大幅になる玄室形状をしています。天井も高く後続する定北古墳とは広々感が違います。


時間の都合上枚数をケチって”空間の裂け目”が出来てしまった高画質全天球。慌てて品質に反映された悪い例ですね。


2017年6月6日火曜日

長野県_飯田市_馬背塚古墳(Ver1.0)

 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。


※見学中に小学生に囲まれた思い出の馬背塚古墳。墳丘の3D化(GoPro*Pix4D)もこの時点で自身三例目。ただ、GoProでは開口部暗所が画像化で来ていないので、石室とはかなり強引な結合です。

後円部の石室は、2016年5月時点で入室禁止。小学生への説明員としていらっしゃっていた方によると、入れるように復元を要望されているとのことでした。近くの御猿堂古墳はさらに入室がきつくなるので、こちらで無袖石室も見学できると有難い気がします。

ただ、巨石で隙間が多いせいか全天球で見直すとなんだか不安定さを感じるんですよね~