注意事項と3次元データの共有について

〇注意事項

3次元データのサイズによっては、高額な通信費用が発生します。Wi-Fi接続状態のスマートフォンまたは定額回線でのPCブラウザでの閲覧を推奨します。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを使用してみたい方へ

古墳や横穴式石室/横穴墓の3次元計測を行った記事は見つかるものの、取得データ自体に殆どアクセスできない3次元データ。レーザーやSfM/MVSと比べ粗いデータではありますが、使用してみたいという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。ただし、管理者/自治体との契約により、利活用が制限されている場合があります。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを引き継ぎたい方へ

個人の3次元データではありますが、複数の要因で立入ができなくなった横穴式石室/横穴墓が多くあります。今後、個人でのデータ管理が行えなくなる/デジタル遺品化することを考慮し、データ相続先の研究者さん団体さんを緩く募集します。

記事への秘匿コメント、Sketchfabアカウントへのメッセージ、ストリートビューの公開アカウントなどお好きな手順でご連絡ください。





2016年12月2日金曜日

石貫ナギノ横穴群(熊本県玉名市 国指定史跡)Sketchfabの投稿から

他の投稿者によるSketchfab内でついに同一被写体?の3D化です。
年末のお休みにでも5号あたりから12号あたりまでをPhotogrammetry(SfM)してみようかと思っていたところに、この綺麗な一群3Dモデルです。

すでに幾つかの自身の作例からも、横穴群の”群としての”3Dモデルは単に3D化にとどまらず、横穴の位置関係(通常垂直方向と水平方向で報告書に記載される)が一目瞭然となる優れた一面があります。植生の少なくなっているこの時期に、特に損傷が激しいものについて実施してほしいものです。



 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。


技術的な課題としては、横穴の中まで作成した完全な横穴群を作成するというのが次のステップとなります。それぞれの横穴について3D化可能な枚数撮影して丸ごと処理というのも考えられますが、まぁ枚数からいって個人のPCでは難しいでしょう。また、高所にあるもの崩落の危険が高いものには写真撮影とは別の手段をとる必要があります。複数手段の3Dモデルを正しく繋げて全体像とする技術が必要になると思います。
(私がやっているのは、形状が類似する場所を人間が推定して手動連結しているので精度がかなり落ちる)

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