注意事項と3次元データの共有について

〇注意事項

3次元データのサイズによっては、高額な通信費用が発生します。Wi-Fi接続状態のスマートフォンまたは定額回線でのPCブラウザでの閲覧を推奨します。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを使用してみたい方へ

古墳や横穴式石室/横穴墓の3次元計測を行った記事は見つかるものの、取得データ自体に殆どアクセスできない3次元データ。レーザーやSfM/MVSと比べ粗いデータではありますが、使用してみたいという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。ただし、管理者/自治体との契約により、利活用が制限されている場合があります。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを引き継ぎたい方へ

個人の3次元データではありますが、複数の要因で立入ができなくなった横穴式石室/横穴墓が多くあります。今後、個人でのデータ管理が行えなくなる/デジタル遺品化することを考慮し、データ相続先の研究者さん団体さんを緩く募集します。

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2016年5月28日土曜日

Pix4dMapperMeshとStructureSensorの結合で古墳フル3D化

Pix4dMapperMeshを使用し始めて、明瞭な弱点も幾つか見えてきました。
弱点というよりは安価な分のリスクというべきでしょうか。

ドローン用カメラに限定されるということで、
暗所の3D化は無理
ということが幾つかの古墳・横穴墓群の実施ではっきりしました。
(ライティングやフラッシュなどの追加アイテムがあれば何とかなる可能性はあります)


裸の墳丘や遺跡調査には相性ばっちりで横穴式石室に向かないPix4DMapperMesh
暗所の横穴式石室や横穴墓は容易に3D化できるが、屋外はからっきしのStructureSensor

この二つの作成物を連結できれば、横穴式石室を持つ古墳をフルで3D化できるのでは!?
と思い立ち山梨県笛吹市経塚古墳の3D化にチャレンジ。





























まずは、いつも通りの石室3D化。
こちらの石室は柵があり奥まではいけませんが、それほど長さが無いため全体像はスキャンできています。














そして、Pix4DmapperMeshで作成した墳丘モデル。
開口部が塞がってしまっているので、3Dスキャンデータにあわせで黒い部分を削除。連結しやすいようにします。

そして、石室3Dデータと墳丘3Dデータを結合。















経塚古墳3Dモデルを真下から見た図。
墳丘の8角形の輪郭、中心までの伸びる石室などなんとなくそれっぽくなりました。

天候がよく開口部周りが3D化できなかった分、墳丘3Dモデルと石室3Dモデルの重複部分が少なく連結がなかなか難しいことになりました。


PhotoScanの高いバージョンやPix4DmapperProがあれば全て画像から出来るのでしょうが、さすがにそんなお金は無く・・・

墳丘やその周辺が3D化ができそう+3D化しても良い石室がある場合には、Pix4dMapperMeshとStructureSensorの連結で3D化していければいいなぁ。



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