!!注意事項!!

!!注意!!

3Dモデルは場合によって200Mbytesを近くになる場合があります。(大型石室の全体像の場合など)

表題バージョンに”L”のついているものは50Mbytesを超えていないものですが、全般に定額/高速回線/PCでの閲覧を推奨します。


2016年3月31日木曜日

危険な石室/横穴墓を入らずに中から撮影する。もしかしたら測量も!?

昨年末に訪れた百留横穴墓群。
装飾のある1号墓の3Dモデルや東側群の3Dモデルを使った動画などは記事にしたとおり。

この横穴墓群の最近の調査は、自然崩壊に伴う発掘調査及び範囲確認調査報告書”となっていて、実際に西側群などは斜面自体が崩落するなど内部見学は難しい状況となってきています。
道案内と説明でついてきてくださった上毛町の方からも保存も記録も難しいようなお話を聞いていたので、即興でThetaSを横穴墓奥まで突っ込めるシステムを構築。














えぇ、まぁ・・・
1.5mほどの一脚(SLIK_sポールII)+マクロ撮影用のV4ユニット+三脚

カウンターウェイトが心もとない感じですが、基本人が握って固定します。
一脚のみを突っ込んで・・・もやってみたのですが、暗所だけにThetaSの露光時間が長くなりぶれることが多かったので、三脚での安定性向上と人が握ることの安心感を付け加えました。
ThetaSの撮影画像に人が移りこむことが懸念されますが、開口部方向は光量が多く真っ白になるためそれほど問題ありません。


百留横穴墓群_西側群_最奥から二基目(おそらく) - Spherical Image - RICOH THETA

百留横穴墓群_西側群_最奥から二基目か三基目(たぶん)。
敷石に大きなものと小さいものを使っていること、玄門が削れていてそのラインは奥壁まで続いていること、亀裂があり植生の根が見えていることなど、危険を冒して入室をしなくてもそれなりに写真撮影ができました。
Wi-Fi操作の可能なデジカメでも類似のことは出来そうですが、デジカメ向きを変える必要があるため追加のリモート電動雲台などが必要になりそうです。(その分より高画質にできる可能性はある)

同様のことを行う際には、Theta用のハードケースを使用したほうが多少安心できます。



さて、このシステム?には続きがあります。
実はThetaのハッカソンで全天球画像から測量できるソフトとは別に、ThetaSを使用した測量ソフトを見つけていました(Info360」サービス)。Thetaの向きなどを変えずに一定間隔で撮影。特定箇所のレーザー測定と組み合わせて、計測結果が組み込まれた全天球データや3DCADが出来るというものです。

SLIK_sポールIIの伸縮やV4ユニットの伸縮機能を組み合わせすると、横穴墓の中で一定間隔の画像が撮影できます。スマホ用のレーザー計測器やRealsenseを一脚の先端部分につけておけば壁の特定箇所への距離がわかりますので、このソフトに必要なデータは取得できます。
残念ながらお試しソフトや処理のみ依頼は出来ないとのことでしたので実現はしていませんが、もしかしたら複雑な構造の無い横穴墓を測る最強機器になるかも・・・。


2016年3月28日月曜日

埼玉県_皆野町_大塚古墳(Ver1.0L)


 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。
Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA

※秩父地域では最大クラスの石室。河川流域や盆地は構造的に似通った石室が複数ある勝手なイメージですが、皆野町の他の石室や秩父市の石室とはあまり共通点が見えないような気がします。(奥壁2段や急激な送りもちなど)

GoogleMapに古墳公園を登録申請してみたら、円墳大塚古墳で登録されました。昨年夏の不祥事ではありませんが(不謹慎な名称で建物登録)、念のため県/市町村指定文化財になっているものは自治体さんで登録しちゃったほうが良いかもしれませんね。

2016年3月20日日曜日

栃木県_宇都宮市_下砥上愛宕塚古墳(Ver1.0L)


 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。
栃木県_宇都宮市_下砥上愛宕塚古墳玄室 - Spherical Image - RICOH THETA




※似ているという話は聞いていたものの、岩屋山古墳を見学した後だと似ている部分と違う部分がよりわかりやすくなる古墳。玄室に入った瞬間が一番似ている要素を実感するポイントと思います。
入るまでの羨道の狭さや袖のしっかり感はずいぶん違います。


2016年3月12日土曜日

千葉県_長柄町_長柄横穴群14号墓(Ver1.0L)


 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。


※小さめの横穴墓が続いたあとだと大きく感じる房総の横穴墓。高壇式の入口はやはり主張が強いです。コの字やL時の棺座は妙に九州を感じます。

2016年3月6日日曜日

栃木県_下野市_丸塚古墳(Ver1.0L)


 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。
栃木県_下野市_丸塚古墳 - Spherical Image - RICOH THETA


 

※柵あり古墳石室のスキャン第三弾?ほぼ立方体に近い石室ですが、柵の関係上入口付近はスキャンできていません。暗所でも設定で何とかなるThetaSの強みで一脚先につけてある程度固定できればちゃんとした撮影が出来ます。入口天井に亀裂があるような・・・

2016年3月3日木曜日

長柄横穴群をサーモグラフィー(FLIR_ONE)で見る

iOS用のFLIR_ONEを購入したもののあまり使い道を見つけられず宝の持ち腐れ。
映画のようにタッチパネルの暗証番号入力を盗むとか、温泉街で露天風呂の位置を探るとか実行してはいけないことばかり思いつき・・・
(ケーブルで延長できるAndroid版なら、単眼VRゴーグルと併用してプレデターごっこなど)


国内でも容易に購入できるようになり使い方記事も出るようになってきたので、改めて古墳などの遺跡に使えるかどうかを考えてみました。


とりあえず思いついたのは
・土砂崩れなどで埋没しやすい横穴墓を崖を撮影するだけで発見できないか
 (横穴墓内と土砂表面の温度差がでるかも?)
・古墳の主体部入口が判明していない古墳を撮影して主体部を発見できないか
 (露出石材や閉塞石で温度差が出るかも?)
 

コンクリートの構造物で内部に空間が出来てしまうらしいのですが、非破壊検査の手法としてサーモを使っている例がありました。

ただ、横穴墓がどう写るかもわからない状況でしたので、まずは撮影会です。

千葉県_長柄町_長柄横穴墓_第1支群_第2小群 - Spherical Image - RICOH THETA
対象は千葉県_長柄町_長柄横穴墓_第1支群_第2小群の10号、11号、12号前。
Thetaとサーモの画像は撮影時期/時間とも違いますが、太陽光の当たり具合は大体このイメージです。(10号は直射日光が当たる、11号、12号は日陰)
横穴墓前はサーモ撮影をしたときの方が草が多い状況です。



















サーモの画像。23.0℃と表示されているのが10号入口コンクリート。
中央の暗い部分が11号入口。
左端が12号入口のコンクリート。

砂利の直射日光を受けている部分が一番暑く24.0℃(白い部分)
同じく直射日光を受けている10号は日が当たりやすい下側が熱くなっています。


















石室に入ったときのひんやり感をデータ化・・・出来たのかな?
11号の玄室内は画像にあるように19.4℃。外部と比べて数度違います。
見た目にも暗く表示されています。

左端の12号は日光が当たっていないせいかコンクリートですが10号ほどの温度上昇はしていません。ただ、11号ほど暗くもないので気温の影響は受けていそうです。

この後も、第1支群をサーモ片手に撮影してみましたが、開口/コンクリ/鉄扉がわかる程度でなかなか視覚以上の収穫はありません。また、開口していても植生に覆われているような場合はそちらの温度となり、開口部があることはわかりませんでした。

なんとなくまとめ
・サーモのワンショットでは、視覚で得られる情報と同じ程度
 (日なたは熱く、日陰は冷たい 機械の発熱のように極端な例がほとんどない)
・植生に覆われている古墳・横穴墓には不向きか


・ある程度整備されていて、日光の条件が一定のほうが望ましい
・タイムラプスなどある程度の時間連続撮影して温度変化の推移から何か見えないか
・外気温も寒暖の差が激しいほうが土中の影響が出やすい・・・かも

なかなか使いどころが難しいガジェットですが、横穴式石室がレーダー調査などで位置が判別している古墳や整備されているが主体部未発見のような古墳があればためしに行ってみたいと思います。

埼玉古墳群かな!?

2016年3月2日水曜日

福岡県_上毛町_百留横穴墓群1号墓(Ver1.0L)


 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。
福岡県_上毛町_百留横穴墓群1号墓前 - Spherical Image - RICOH THETA






※四日市横穴墓群に続き入らなくてもここまで3D化出来ちゃうよシリーズ。袖のような形状があると記録は出来ませんが、それでもそこそこに形状記録できています。

見学に付き添ってくださった上毛町教育委員会の方のお話によると、お隣さんと繋がってしまい、空間確保のため複室っぽくなっちゃったとのこと。入口に施された装飾は、3Dで再現することで庇に描かれているものまでわかりやすく表現できていると思います。