!!注意事項!!

!!注意!!

3Dモデルは場合によって200Mbytesを近くになる場合があります。(大型石室の全体像の場合など)

表題バージョンに”L”のついているものは50Mbytesを超えていないものですが、全般に定額/高速回線/PCでの閲覧を推奨します。


2015年4月11日土曜日

入室できない石室~外から取れるデータ~

栃木県那珂川町の川崎古墳を見学するため、那珂川町に連絡してみると震災で危険になり入室ができなくなっているとのこと。柵越しに撮影/見学はできると回答があったので機材を抱えて行ってきました。

目的は、柵越しや入室が危険な石室データが3Dスキャナや新機材によってどの程度残せるか。施錠管理されていたり逆に放置されている古墳で発生するシチュエーションです。
















3Dスキャナーで撮影した3Dモデルで奥壁側からのバーチャル視点。
柵直下の空間が撮影できていませんが、なんとなく石室の形状がわかります。
真ん中ほどにある仕切り石もギリギリ再現。
目視だと奥壁側の損傷はなさそうに見えましたが、玄門側の床の石材が他の方の写真に比べて増えているような・・・。


ただ、私の持っている3Dスキャナだとこのサイズ(8m越え)の何とか半分くらいまでの最大レンジしかありません。
そこで、現状3DやCADデータ化はできないもののより長いレンジの測量ができるガジェットを投入。
柵から奥壁の長さ、奥壁側高さ、鏡石底辺部幅などを測量してみました。


















Measurement Data
Line Measurement
Line 1 2.36m(奥壁高さ)Line 2 1.59m(鏡石底辺部幅)

Location Data
Phone Location
Latitude: 36.734157°
Longitude: 140.151067°
Altitude: 85.99m
(測量機器の位置)

Target Location
Latitude: 36.734090°
Longitude: 140.151105°
altitude: 85.53m
(ターゲット 今回は川崎古墳奥壁の位置)


Sensor Data
Distance: 8.27m(柵から奥壁距離 説明看板だと約8.2m)
True Bearing 155.6°
Pitch: -3.2°Roll: -80.5°

赤字は機材出力データに追記したもの。


写真下のデータが測量データ。
スマートフォンに機材をつけて写真を撮影すると同時に測量もしてくれます。
写真の二点なども後から計れるので使いどころによっては便利。
本来、直線で構成された建築物などを得意とし150mほどまで測量できる機材なので、古墳の墳丘や曲線で構成された石室などには不向きですが、開口部から目視できる範囲でサイズを知りたい場合にはある程度有効なことがわかりました。


点群データとして取れると墳丘の3D化まで出来そうなんでですがねぇ~








2 件のコメント:

  1. これも素晴らしい 施錠された古墳を石室入口から調査していくそのアイディア、もう脱帽です。

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    1. 震災で破損した石室に入れないなりに目視/写真以外の記録の手法を考えた結果です。まさか、柵ありで測られるとは思っていないようで、他の石室/横穴墓の許可の連絡をした際にも驚かれてました。開口部が僅かしかない石室や断崖絶壁の横穴墓開口部などいくらでも応用できそうです。

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